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Arai_niwase
にわせ動物クリニック
フィラリア予防薬を8か月分、準備する時期です。
完全室内飼育のワンちゃんだけでなく、猫ちゃんも(犬より頻度は少ないですが、フィラリアが心臓に寄生している事が有ります)4月末から、毎月同じ日にフィラリア予防薬を投与してあげて欲しいです。
というのも、フィラリア予防薬は飲ませてから効いているのは2,3日間だけなのです。
一か月前に刺されて皮膚の下に入ったフィラリアの子虫をやっつけます。
という訳で、遅くとも5月までには開始したいですね。
昔ながらの6月から6か月間だけ飲ませるやり方で、フィラリアに寄生してしまっている子を何度か見たことが有りますので、このやり方だと少し足りないのかなと思っています。
心臓にフィラリアがいることを知らず予防薬を飲ませると、ワンちゃんがショック状態になることがあるため、毎年フィラリアの薬を飲ませる前に血液検査でフィラリアが心臓にいないか確認してから処方しています。
フィラリアは一度犬の心臓に寄生すると6年間生きていて、その間全身の動脈硬化を促進するような物質を出して、心臓や肺はもちろん、肝臓・腎臓等全身の血管が悪くなって元に戻れなくなり、苦しく死んでいく病気を引き起こすので、一週間以上ずれたり飲ませ忘れたりしないようにしたいです。
通年のノミダニ予防と合わせて、準備してあげたいです。
春は何かとお忙しいとは思いますが、宜しくお願いいたします。